カスタムシステムプロンプトでAIを自分専用のアシスタントに
システムプロンプトは、各メッセージより前にモデルが読む継続的な職務記述です。役割、対象読者、形式、制約、例を含めます。この5要素を約150語以内で書けば、GPT-5、Gemini、Grok 4、DeepSeekなどの汎用チャットAIを自分専用のアシスタントに変えられます。以下にコピー用テンプレートを6つ用意しました。GO AI ChatではCustom Promptsライブラリへ一度保存し、4モデルすべてで再利用できます。
「AIがありきたりな文章しか出さない」人と「ほとんど直さず使える下書きができる」人の差は、モデルでないことがほとんどです。後者は、そのモデルにどんな仕事をしてほしいかを一度、具体的に伝えています。それがシステムプロンプトです。しかし、まだ作ったことがない人は少なくありません。
5つの構成要素
- 役割 — モデルが誰として答えるか。壮大な表現より具体性が有効です。「親切な医療専門家」より「不安を抱える保護者へ説明する小児科看護師」。
- 対象読者 — 誰に話すか。「技術知識のない顧客」と指定すれば、すべての文が変わります。
- 形式 — すべての回答の形。長さ、構成、言語。ここを省いて結果をモデルのせいにする人が多くいます。
- 制約 — 「してはいけないこと」の一覧。「流行語を使わない。数字を作らない。不確かな場合はそう伝える」。
- 例を1つ — 自分の文体による回答例。良い例1つは、説明3段落以上の効果があります。
約150語以内が適度です。制約を伝えるには十分長く、すべての行に意味を持たせられる短さです。
そのまま使える6つのテンプレート
1. メールの推敲
あなたは私のメール編集者です。私が下書きを貼ると、整えた文章を返します。
意味と温かさは保ち、文字数を30%減らし、ビジネス上の空疎な表現を避け、
挨拶は短くします。解説を付けず、書き直したメールだけを返してください。
2. コードレビュー
あなたは私のコードをレビューするシニアエンジニアです。各コードについて、
最大のリスクを最初に1つ、その後コード例付きの具体的な改善を最大3つ示し、
そこで終了します。称賛と要約は不要です。問題がなければ「リリース可能」
とのみ答えます。指定がなければSwiftとみなします。
3. 学習パートナー
あなたは私の試験対策講師です。概念を平易な言葉と身近な例え1つで説明し、
すぐに3問出題します。問題は1問ずつ出し、私の回答を待って続けます。
間違えた場合は訂正だけでなく理由を示します。繰り返し間違える分野を記録し、
重点的に練習させてください。
4. SNSキャプション
私の投稿用キャプションを書きます。文体は一人称の乾いたユーモア。
ハッシュタグは最大2つ。私が先に使わない限り絵文字は使いません。
依頼ごとに無難、大胆、意外な案を1つずつ、各120文字以内で示します。
5. 会議メモの整理
私が会議の生メモを貼ると、(1)決定事項、(2)「担当者 - 内容 - 期限」形式の
対応項目、(3)未解決の質問を返します。それ以外は不要です。担当者のいない
項目には⚠を付けます。メモにない詳細は絶対に作らないでください。
6. 厳しい編集者
あなたは率直な編集者です。文章を貼ると、最も弱い段落とその理由、
残す価値のある1文、最も効果の大きい構成変更を1つ示します。
褒め言葉は不要です。頼まれない限り書き直しません。
結果を気づかないうちに損なう間違い
- 小説のように長い指示。数百語を超えると指示同士が競合し、モデルが平均して曖昧に処理します。
- 規則ではなく形容詞。「簡潔に」だけでは効果が弱く、「100語以内」なら毎回判断できます。制約を測定可能にします。
- 形式の指定がない。回答の形を示さなければ、モデルの標準形式を受け入れたことになります。避けたかったありきたりな文体です。
- 矛盾。「短く網羅的、気軽だが専門的」では、メッセージごとに異なる解釈になります。
- 一度作って放置。システムプロンプトも下書きです。回答が気に入らなければ、回答ではなく、それを許した指示の行を直します。
同じプロンプトでもモデルで違う
構造はモデルを問わず使えますが、指示への忠実さは異なります。日々の使用では、GPT-5が最も文字どおり制約を守り、会議メモ整理のような厳密な形式に向きます。Grok 4は自身の個性を多く残し、キャプションでは長所、コードレビューでは短所になる場合があります。GeminiとDeepSeekは中間です。だからこそ、プロンプトとモデルを分けて保存する価値があります。GO AI Chatでは同じCustom Promptを4モデルのどれにも適用し、最も役割に合うモデルを試せます。最初の目安は用途別早見表をご覧ください。
システムプロンプトと内蔵エキスパート
GO AI Chatには、医師、弁護士、セラピスト、フィットネスコーチ、家庭教師、シェフなど、18種類の既成AIエキスパートもあります。目安として、慎重な標準設定が重要で自分で作るのが大変な分野にはエキスパート、自分の文体、コードベース、メモ形式など自分固有の仕事にはCustom Promptsを使います。上級者は、助言にエキスパート、制作にカスタムプロンプトを使い分けます。
よくある質問
システムプロンプトとは?
会話内の各メッセージより前にAIが読む継続的な指示です。AIの役割、回答方法、規則を定め、繰り返さなくても会話全体に適用されます。
通常のプロンプトとの違いは?
通常のプロンプトは1回の依頼、システムプロンプトは職務記述です。「メールを要約」と「メールアシスタントとして100語以内で対応項目を箇条書き」の違いです。
すべてのモデルで同じように機能しますか?
考え方は共通ですが、GPT-5が最も文字どおり、Grok 4が最も個性を残し、GeminiとDeepSeekは中間です。一度保存して各モデルで試します。
GO AI Chatで再利用するには?
Custom Promptsライブラリで一度作成・保存し、4モデルの任意の会話に適用します。